欧州赤松(レッドウッド)集成材の特徴
ヨーロッパからロシアにかけて広く分布するマツ属マツ科の樹木です。
欧州赤松(レッドウッド)集成材には次のようなメリット・特徴があります。
- 強度が高い
- 耐朽性が高い
- 反りやねじれが少ない
- ねばり強く欠けづらい
米松集成材の特徴
北米大陸に広く分布しており、輸入量が最も多い樹木のひとつです。
米松(ダグラスファー)集成材には次のようなメリット・特徴があります。
- 曲げ強度・耐久性・保存性に優れている
- 加工性が良く、狂いが少ない
国産桧
日本を代表する木材の一つです。日本人には馴染み深いですが、世界では日本や台湾など限られた地域のみ分布されています。
桧集成材には次のようなメリット・特徴があります。
- 触り心地・見た目が良い
- 他の木材よりも耐久力がある
- 消臭・殺菌・防虫効果がある
国産杉
日本原産で、国内で植林されている面積が最も広い樹木です。木材の中では柔らかく、加工が容易です。
杉集成材には次のようなメリット・特徴があります。
- 入手しやすい
- 保湿性がある
- 断熱性がある
- 耐久性がある
国産唐松
日本国内の植林面積3位の落葉針葉高木です。扱いづらい性質のため一時は活躍の場を失っていましたが、近年の加工技術の工場により再び注目されつつある樹木です。
唐松集成材には次のようなメリット・特徴があります。
- 耐水性がある
- 強度が高い
- 比較的安価
LVL(単板積層材)の特徴
LVL材とは、Laminated Veneer Lumberの略称で、薄くカットした単板を同じ繊維方向に何層にも重ねて角材にしたものです。
LVL集成材には次のようなメリット・特徴があります。
- 構造体の乾燥による反りや割れがなく、保存性が高い。
- 品質ごとのばらつきが少なく安定している。
- 防腐・防蟻・防虫などの薬剤処理が容易に行えます。
- 単板をつなぎ合わせるため、長尺通直材が得られます。
CLT(直交集成板)の特徴
CLTとは、Cross Laminated Timber(JASでは直交集成板)の略称で、ひき板を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着したパネルです。
CLT集成材には次のようなメリット・特徴があります。
- コンクリートより軽い。
- コンクリートよりも、断熱性が高い。
- 養生機関が不要のため、施工が早い。
- 耐震性に優れている。